全国の自治体のホームぺージを見ると、その多くで夏マスクの危険性がうたわれており、人と十分な距離を確保できるような状況では、必要に応じてマスクを外すことさえ推奨されています。大手スポーツメーカー等が“夏用”のマスクとして呼吸のしやすいマスクを開発・販売をしていますが、夏用マスクとはいえ熱中症のリスクが軽減されるわけではありません。どのようなマスクであれ、熱がこもりやすいのには変わりありませんし、さらにマスク部分の湿度が高くなります。
熱中症リスクは、温度だけでなく湿度にも大きく関係しています。湿度が高いと発汗しにくくなり、夏場の高温下において体温を下げようとする体の機能がうまく働かなくなるのです。特に高齢者の方は、体感での温度を感じにくく熱中症リスクが高い環境にもかかわらず、その対応を取らないために熱中症になるケースが多く見受けられます。毎年、自宅における熱中症が無くならないのもその為で、エアコンをつけて室内の温湿度をコントロールすべきにもかかわらず体感で“問題ない”と判断してしまうのです。つまり、夏場の屋外においてマスクを着用せざるおえない状況においても、高齢者の方には特に注意が必要とされます。
